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[PLUS'1の今日のトピック]

プラスワン建築設計事務所

国宝「浄土寺浄土堂」

Category: 旅日記  
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一日時間が空いたので、何年か前に後輩に紹介されて いつかは行きたいと思っていた浄土寺の浄土堂(阿弥陀堂)に行ってきました お寺は兵庫県小野市にあります

この浄土堂(阿弥陀堂)は国宝ですが、浄土寺の伽藍の中には重文指定の建物がずらり。。あります
こじんまりしたお寺で、参詣者もまばらでしたが建築的には超有名なお寺です
たぶん、学生時代に建築史の授業で登場した思います(記憶から遠のいていますが・・(笑))

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設計、プロジュースは「重源上人」(ちょうげんしょうにん)!!
それでは、以下講釈を、、、(長文です)

昔、僧は貴族や武士と区別され社会での超エリート集団だったんでしょうね
この子は頭がよさそうだから僧にさせて みたいな!
今でいう大学や研究所といったところでしょうか!

もちろん、基本は仏教を一から学ぶのでしょうが、その中に、建築学科なるものがあったとしたら・・・
「重源上人」は新進気鋭の超有名建築家だったのでしょう

時代は鎌倉時代 源平の合戦で東大寺は焼失
その再興を任されたのは新進気鋭の「重源上人」

彼は、何回も中国の宋を訪れ当時の中国建築文化を学んでいました
当時の日本は、天平・飛鳥時代の(たとえば唐招提寺的な)重厚な中国的建築から、ずいぶん時間が経過して日本的な繊細な建築になりつつある時代でした

その流れを止めるように独自に宋の建築文化から「天竺様」という新しい様式を採用したのが重源上人です
東大寺大仏殿再興をこの様式を用いて成し遂げられました
天竺様を大仏様ともいうのはこのためです

東大寺はその後、戦国時代の騒乱で2度目の焼失をし、当時の建物としては「南大門」が残っているにすぎません
この南大門以外で日本で残っているのは、この浄土寺浄土堂の2つだけです

大仏様の特徴は大胆な構造計画を採用した機能美です
具体的には屋根は寺院によくみられる曲線ではなく直線的でシンプルです
屋根を受ける斗栱などは大胆に張り出しています
内部(写真撮影禁止で画像はありませんが)は、阿弥陀像を天井いっぱいの空間に配置する為に天井を設けず思い切った
架工を施しています

デザインは当時としては大胆で豪快で、控えめなで繊細な日本人にはその後受け入れられませんでした
彼はすごく目立ちたがり立ったのでしょうね!
私は、重源上人の一石を投じた挑戦的な姿勢が大好きです
南大門は何度も行っていますが、今度じっくり見てみたいと思います
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テーマ : 建築    ジャンル : 学問・文化・芸術
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